JSET 2018年度産学協同セミナー「Society5.0 に向けた人材育成を実現する学びの在り方とは ~一人一人の能力や適性に応じて個別最適化された学びの実現に向けて~」において講演(2019/03/23、東京・八丁堀)

2019年3月23日(土)13:30~17:30、(株)内田洋行新川本社(ユビキタス協創広場CANVAS)において開催された、日本教育工学会(JSET) 2018年度産学協同セミナー 「 Society5.0 に向けた人材育成を実現する学びの在り方とは ~一人一人の能力や適性に応じて個別最適化された学びの実現に向けて~ 」において、講演を行いました。

第一部

  1. 趣旨説明 企画委員会
  2. 講演Ⅰ:「Society 5.0」における人材像と学校や学びの在り方について
    髙谷 浩樹氏 文部科学省 初等中等教育局 情報教育・外国語教育課 課長
  3. 講演Ⅱ:個別最適化された学びの実現に向けた海外での取組みから見えてきたもの  山田 恒夫氏 日本IMS協会運営委員会委員長 放送大学教授 
  4. 講演Ⅲ:個別最適化された学びの実現に向けた国内での取組みから見えてきたもの  藤村 裕一氏 鳴門教育大学大学院 遠隔教育プログラム推進室 室長
  5. 講演Ⅳ:個別最適化された学びの実現に向けたeポートフォリオとは
    森本 康彦氏 東京学芸大学 情報処理センター教授

第二部

第一部での講演をうけて、Society5.0に向けた人材育成の実現に向け、スタディ・ログ等を蓄積した学びのポートフォリオの活用や、EdTechとビッグデータを活用した教育の質の向上と、それを実現する学習環境の整備充実を推進する上で何が必要か、産・官・学それぞれの立場から幅広く議論を重ねる。

コーディネーター 藤村 裕一氏 鳴門教育大学大学院 遠隔教育プログラム推進室 室長 パネリスト 髙谷 浩樹氏 文部科学省 初等中等教育局 情報教育・外国語教育課 課長 山田 恒夫氏 日本IMS協会運営委員会委員長 放送大学教授 森本 康彦氏 東京学芸大学 情報処理センター教授

TIESシンポジウム 「ブロックチェーンが教育を変える」において招待講演(2019/03/08、東京)

2019年3月8日(土)一橋大学一橋講堂で開催された、TIESシンポジウム2018-2 「ブロックチェーンが教育を変える」において招待講演を行いました。講演タイトルは、「次世代電子学習環境(NGDLE)の可能性とその問題点」でした。ほかの講演者の方々は論客ぞろいで大変勉強になり、フロアの方々との熱気のこもったディスカッションができました(以下、敬称略)。

基調講演「新しい教育インフラストラクチャ・教育ブロックチェーンが目指す未来の教育とは」(株)ソニー・グローバルエデュケーション 代表取締役社長 磯津政明

招待講演「次世代電子学習環境(NGDLE)の可能性とその問題点」放送大学 教授 山田恒夫

特別講演Ⅰ「 ブロックチェーン ハッカソン2019」から見えてきたもの 」経済産業省産業技術環境局大学連携推進室 室長補佐 徳弘雅世

特別講演Ⅱ「学位・履修証明の現在と未来」大学改革支援・学位授与機構 教授 土屋俊

報告「ブロックチェーンと学習経済で実現するオープンイノベーション」NPO法人CCC-TIES附置研究所 主任研究員 堀真寿美

パネル討論「ブロックチェーンが教育を変える」司会:NPO法人CCC-TIES 副理事長 小野成志

講演資料

LAK19に参加(2019/03/04-07、米国・テンピ)

 2019年3月4日―8日、Arizona State Universityで開催された、the 9th International Learning Analytics and Knowledge (LAK) Conferenceに出席しました。今回の目的は、機関内外で学習解析を普及させるための方策の事例を収集することでした。放送大学や大学ICT推進協議会(AXIES)でも「学習・教育データ利活用ポリシー」(ひな型)の策定が進められていますが、匿名化が行われても、機関の間で共有することにはまだ抵抗感が多く、機関をこえて大規模データを実現するメリットをエビデンスとして示すことが求められています。
 ワークショップの1つである「Scalability and Sustainability of Learning Analytics Solutions (SASLAS19)」では、こうした問題が、Generizability(一般化可能性)として議論されていました。また、ワークショップ「Building the Learning Analytics Curriculum for 2020 and Beyond」に出席し、本分野におけるプログラムやカリキュラムの設計や開発について知ることができました。

Nihongo Stater A1 Part 1 CLASS 10開講(2019/03/03)

 【おわび】登録者が定員(1400名)をこえたたため、3月6日に締め切りました。CLASS 10終了後、新たにCLASS 11として募集する予定です。

2014年4月、JMOOCの最初のMOOCの1つとして開講された「Nihongo Stater A1 Part 1 」はいまだに開講希望があるため、2019年3月1日から10週間、CLASS 10を開講することになりました。CLASS 10とあるように内容は初期から変わっていませんが、放送大学MOOCがMOOCプラットフォームから撤退したため、今回はアジア公開大学連合(AAOU)・フィリピン公開大学(UPOU)の無償MOOCプラットフォーム「Asia Learning Portal」からの提供となります。MOOCなので学習者(受講者)は無料で、所定の成績を修めれば電子修了証(デジタルバッジ)も発行しますが、質問など1対1の支援サービスはありません。こちらのプラットフォームも同じくMoodleであったため、移植に大きな障害はなかったと聞いています。

Facebook Nihongo Starter Page: https://www.facebook.com/nihongostarter/

Asia Learning Portal: http://asianlearningportal.org/

総合科目「情報化社会と国際ボランティア(’19)」収録完了(2019/02/27、千葉幕張)

 2019年2月27日(水)第5回「国際ボランティア活動の諸相(3):海外における地域開発協力」(分担講師:文教大学教授 林薫先生)の収録をもって、スタジオ収録を完了しました。短期集中型の収録で大変でしたが、関係のみなさまのおかげをもちまして無事終了しました。

第13回・第15回収録 (右から)川口さん(P)、小川先生(分担講師)、中村先生(分担講師)、林先生(分担講師)、西村さん(D)、河原さん(聞き手)、山田(主任講師)
第12回「国際ボランティア活動と持続可能性(3)-政府と公的機関-」(左から)小川先生(分担講師)、木村泰政さん(UNICEF東京事務所・代表、ゲスト)、河原さん(聞き手)
第9回「国際ボランティア活動の諸相(7)—観光とエコツーリズム—」(右から)海津ゆりえさん(文教大学・教授、ゲスト)、林先生(分担講師)、河原さん(聞き手)

IMS Global Webinarに遠隔参加(2019/02/14)

 2019年2月14日(木)午前10:00-12:00、IMS Globalによる日本IMS協会会員向けのWebinar「デジタルバッジとクレデンシャル」に参加しました。内容は、概要と使用例 (”Open Badges:Recognition for a Skills-based World”、IMS Global VP Mark Leuba)とOBv2の技術仕様と実装例、適合性テスト(Conformance Test)(Open Badges: Technical Review”、IMS Global Jeff Bohrer)などでした。日本から8名以上が参加しました(リモートでの参加人数の把握はできていません)。

国際ボランティア学会年次大会で発表(2019/02/15-16、JICA横浜・横浜国立大学)

2019年2月15日、JICA横浜で開催された国際ボランティア学会理事会、16日横浜国立大学で開催された年次大会に参加しました。年次大会では、下記の発表を行いました。

山田恒夫(放送大学)・内海成治(京都女子大学)・川嶋辰彦(学習院大学)・中村安秀(甲南女子大学)「国際ボランティア学関連オンラインコースにおける遠隔グループ学習の実践 」

本大会では、大会委員長・藤掛洋子先生(横浜国立大学教授)のご提案による、学生主体のシンポジウムがありました。後半は分科会に分かれてのグループディスカッションもあって、他校の学生の方とも意見交換ができ、大変有意義でした。

IMS February 2019 Quarterly Meeting & Digital Credentials Summit(2019/02/03-09、米国・アリゾナ州テンピ)

 2月4日―7日、Arizona State University SkysongキャンパスおよびDoubleTree by Hilton Hotel Phoenix Tempeで開催された、IMS February 2019 Quarterly Meeting & Digital Credentials Summitに出席しました。今回のタイトルはDigital Credentials Summitであり、デジタルバッジ・クレデンシャルの技術標準および導入事例についてまとまった知見が得られました(使用されたPPTも一部公開)。Open Badge/Credentialに関連するIMS技術標準の次期版の開発動向、米国の大学や企業、学校区におけるOpen BadgeやConclusive Learner Record(学習者履歴情報の標準化)の検討とその試験的な運用について知ることができました。Open Badgeではすでに大規模な実践例がある一方で、他システム(教務システムやカリキュラム標準データベースなど)との高度な連携で行われる高次のサービス(「推薦」サービスなど)については、構想の紹介にとどまるものが多いという印象です。また、次週に開催される、日本向けWebinar「デジタルバッジとクレデンシャル」(オンライン)についてその内容と進行に関する打ち合わせを実施しました。

大会会場(DoubleTree by Hilton Hotel Phoenix Tempe)


IMS February 2019 Quarterly Meeting & Digital Credentials Summit 会場風景

山古志村雪かき道場に参加(2019/01/26-27、新潟県長岡市)


 2019年1/月26-27日1泊2日で、NPO法人中越防災フロンティアが主催する「雪かき道場」に参加しました。高齢者世帯に対して雪かき支援をおこなうボランティアのスキル向上をめざす研修プログラムで、 今回は中越地震の被災地である長岡市山古志地区で実施されました、その活動の模様は2019年度新規開設「情報化社会と国際ボランティア」(主任講師:山田恒夫)第5回「国際ボランティア活動の諸相(3)-海外における地域開発協力-」(担当講師:文教大学教授・林薫先生)で紹介されることになっています。その素材映像を収録するロケチーム(聞き手の河原さん、西村Dほか4名)に同行し、 TYは個人参加の位置づけで、 初級の修了証をいただきました。

雪かき道場・山古志村・出動風景
雪かき道場・山古志村・実践風景(林薫先生ご提供)