2月4日―7日、Arizona State University SkysongキャンパスおよびDoubleTree by Hilton Hotel Phoenix Tempeで開催された、IMS February 2019 Quarterly Meeting & Digital Credentials Summitに出席しました。今回のタイトルはDigital Credentials Summitであり、デジタルバッジ・クレデンシャルの技術標準および導入事例についてまとまった知見が得られました(使用されたPPTも一部公開)。Open Badge/Credentialに関連するIMS技術標準の次期版の開発動向、米国の大学や企業、学校区におけるOpen BadgeやConclusive Learner Record(学習者履歴情報の標準化)の検討とその試験的な運用について知ることができました。Open Badgeではすでに大規模な実践例がある一方で、他システム(教務システムやカリキュラム標準データベースなど)との高度な連携で行われる高次のサービス(「推薦」サービスなど)については、構想の紹介にとどまるものが多いという印象です。また、次週に開催される、日本向けWebinar「デジタルバッジとクレデンシャル」(オンライン)についてその内容と進行に関する打ち合わせを実施しました。
1)2018 eASEM Network Meeting(13日および14日午後,Windsor Suitesホテル) ”Ecosystem for Learning Analytics, Digital Badges and Credentials”のタイトルで研究報告を行いました。今後、Korea National Open University のTae Lim Lee 教授、Thai Cyber UniversityプロジェクトのAnuchai Theeraroungchaisri 教授(チュラロンコン大学)と共同研究を進めることになりました。デンマーク政府からの支援がなくなったとのことで、その資金調達も検討課題となりました。
2)11th International Conference on Maternal and Child Health Handbook(14日午前、Montien Riverside ホテル) 大学院オンライン授業科目「情報化社会とボランティア活動」で紹介させていただいた、JICA電子母子手帳の発表があるとのことで、当該科目ゲスト講師の中村安秀教授(甲南女子大学、大阪大学名誉教授、日本WHO協会理事長、国際ボランティア学会長)からお誘いがあり、情報収集のため参加させていただきました。秋篠宮紀子妃殿下のご臨席を仰ぎ中村先生はご多忙のご様子でしたが、各国から多くの関係者も参加されていたようで、紹介した意義を改めて再確認しました。
2018年11月26-30日、The Bayanihan Center(フィリピン・マニラ)で開催された、The 26th International Conference on Computers in Education (ICCE 2018)に参加しました。Sub-Conference on Advanced Learning Technologies,Learning Analytics, Platforms and Infrastructure(C3)のCo-Chairを務め、2つの口頭セッションのChairを担当しました。