Innovation School Network (ISN) は東日本大震災の復興のため、文科省・OECDの協力により実施された「OECD東北スクール」を発展させるための研究会であり、生徒の力を活かした地方創生モデルの創出・活動の実践を共有し、ISNの目指す生徒像を考えることを目的とされています。今回は、2019年5月にリリースされたOECDラーニングコンパス2030を、教育実践レベルで検証することを主目的とし、全国から100名前後の参加者(中等教育教員、企業関係者、研究者)を集めておられました。
小生については、本年度新規開設した総合科目「情報化社会と国際ボランティア」(主任講師・山田)にOECD・主任研究官・田熊美保先生にご出講いただいたことから、本イベントにお誘いがあったものです。当該科目のフォローアップ番組の取材(企画段階)もかね、情報収集をおこないました。
ISNの責任者の鈴木寛先生(東京大学公共政策大学院教授)、三浦浩喜先生(福島大学理事・副学長)、秋田喜代美先生(東京大学大学院教育学研究科教授)にご挨拶させていただく機会が得られたほか、OECD日本イノベーション教育ネットワーク事務局の諸先生(小村俊平先生、太田環先生ほか)には貴重な意見交換の機会をいただきました。
IMS Quarterly Meeting & Technical Congress (2019/08/26-29、Long Beach, California)に参加
8月26-29日、米国カリフォルニア州ロングビーチのCalifornia State University(CSU) システム本部(Chancellors Office)で開催されたIMS Quarterly Meeting & Technical Congress に参加しました。全体会に相当する「Technical Congress」(27日終日)と各技術標準ごとのワーキンググループ会合(原則として、1日ずつ、平行トラック)から構成されています。 ワーキンググループ には、現在放送大学でも導入を検討しているデジタルバッジ関係の3つのワーキンググループに参加しました(CASE Network Task Force/CASE Project Group、Open Badges Project Group、Comprehensive Learner Record Project Group)。日本IMS協会とIMS Global Learning Consortiumとの協議では、9月日本で開催のIMS Japan Conference が主たる話題となりました。個人的には、CSUロングビーチ校のGerry Hanley教授(Executive Director、MERLOT)と学習コンテンツ共有再利用の今後の可能性について意見交換を行いました。


New Education Expo 2019 大阪でIMSセッションを開催(2019/06/14、大阪マーチャンダイズマート)
2019年6月14日(金)大阪天満橋・大阪マーチャンダイズマートで開催されたNew Education Expo大阪で、IMSセッション( 10:00-11:40)を開催しました。こちらも登録者100名、参加者77名、Web配信500件以上という盛況でした。。
〈IMSセッション〉Society5.0時代の人材育成を支援する学習技術標準〜いよいよわが国でも始まった学習教育データ活用の最新事例〜
(一社)日本IMS協会副理事長・(株)ネットラーニング代表取締役会長 岸田 徹 氏 (一社)日本IMS協会理事・放送大学教養学部教授 山田 恒夫氏 (一社)日本IMS協会技術委員長・法政大学情報メディア教育研究センター教授 常盤 祐司 氏 京都大学学術情報メディアセンター教授 梶田 将司 氏 (株)ネットラーニングホールディングス副社長 李 在範 氏 (株)内田洋行 藤原 茂雄 氏 映像



New Education Expo 2019 東京でIMSセッションを開催(2019/06/06、東京ファッションタウン)
New Education Expo 2019 東京で、IMSセッションの枠をいただきました。登録者187名、参加者116名、Web配信1000件以上と盛況でした。また、開会にあたり、日本IMS協会理事長でもある元早稲田大学総長・白井克彦先生が令和元年瑞宝大綬章を受章されたことを記念し、New Education Expo実行委員会副委員長 大久保昇様(内田洋行代表取締役社長)から花束贈呈がありました。あわせて御礼申し上げます。
〈 IMSセッション〉
Society5.0時代の人材育成を支援する学習技術標準〜いよいよわが国でも始まった学習教育データ活用の最新事例〜
(一社)日本IMS協会 理事長 白井 克彦 氏
(一社)日本IMS協会理事・放送大学教養学部教授 山田 恒夫 氏
(株)ネットラーニングホールディングス 副社長 李 在範 氏
(株)デジタル・ナレッジ教育テクノロジ研究所 秦 隆博 氏
(株)サイバー大学 准教授 田中 頼人 氏
(株)内田洋行 久保 美那子 氏
また、その前後に、日本IMS協会 理事会及び総会も開催いたしました。


実務能力認定機構(ACPA)理事会・総会に出席(2019/06/03、東京・早稲田)
実務能力認定機構(ACPA、深澤良彰理事長)の理事会・総会に出席しました。大学業務基準表カスタマイズシステム、大学における業務効率化ツールとしてのRPA(Robotic Process Automation)など、長年の蓄積がようやく日の目を見るところに来たようです。
UNESCO OER関係会議に参加(2019/05/27-28、パリ・UNESCO本部)
2019年5月27・28日、文部科学省からのご依頼で、フランス・パリ・UNESCO本部で開催された、the intergovernmental special committee meeting related to a Draft Recommendation concerning Open Educational Resourcesに参加しました。内容は差し控えますが、アジアの公開大学や、Open Education関係者の知り合いが多数参加されていました。


IMS Global LILI 2019に参加(2019/05/20-23、米国・サンディエゴ)
2019年5月20日―23日、米国・カリフォルニア州・サンディエゴにあるマンチェスター・グランド・ハイヤットホテルで開催された、IMS Global Learning Consortiumの季節大会の1つである、2019 Learning Impact Leadership Instituteに参加しました。2019年度のIMS Globalと日本IMS協会との連携プロジェクトについて協議したほか、Learning Impact Awardの日本側参加者との意見交換、Open Badge v2、Comprehensive Learner Record (CLR)、Conpetencey and Academic Standards Exchange (CASE)、Caliper Analytics、One Roster等技術標準の最新動向に関する資料の収集などを行いました。

日本からの参加は、6社(内田洋行(2)、京都大学、デジタルナレッジ、ネットラーニング、放送大学、SONY Global Education(2))8名でした。

【ご案内】GONGOVA現地研修(2019/08/15-29、タイ北西部チェンラーイ県)
NPO法人 草の根国際協力研修プログラム(GONGOVA、代表:川嶋辰彦・学習院大学名誉教授)では夏季現地研修を募集中です。国際ボランティア活動を実際に体験する絶好の機会といえます。有償(渡航費・滞在費等17万円)であるほか、食事や滞在も現地の山村になります。6月6日には説明会も予定されています。詳細は、GONGOVAホームページ。
2019年度第1学期始まる(2019/04/01)
2019年4月1日(月)新学期が始まりました。担当TV科目2科目は月曜日の開講です。
- 総合科目「情報化社会と国際ボランティア(’19)」(主任:山田恒夫教授) TV科目:〔2019年度第1学期〕:放送(月曜)06:45~07:30、単位認定試験2019/07/21(日)3時限(11:35~12:25)
- 専門科目「情報のセキュリティと情報倫理(’18)」(主任:山田恒夫教授・辰己丈夫教授) TV科目:〔2019年度第1学期〕:放送(月曜)17:45~18:30、単位認定試験 2019/07/23(火)1時限(09:15~10:05)〕
「情報化社会と国際ボランティア(’19)」は本学期からの新規開設科目です。オンライン科目の開講は4月5日になります。
AAOU MOOC Steering Committeeに参加(2019/03/27-28、ベトナム・ダナン)
3月27日―28日ベトナム・ダナンにおいて、OU5研究集会(OU5はASEAN5か国の公開大学のコンソーシアム)にあわせて開催された、AAOU MOOC Steering Committee meetingに出席しました。
TYからは、AAOU Learning Portal で3月1日に開講した「Nihongo Starter」(JMOOCからの通算でCLASS10)の経過報告と、放送大学およびAAOU MOOCプロジェクトにおける今後のデジタルバッジ導入の計画について紹介しました。その議論の中で、デジタルバッジは、AAOUプロジェクトの成果としても推進する必要があるとの認識が示され、10月のAAOU2019(パキスタン・ラホール)に向けて、Quality Assurance(MOOC質保証)、Credit Transfer(単位互換)の2プロジェクトの成果も反映させる形でのパイロット実証実験を進めることになりました。


Teik Kooi Liew (Andy Liew, Wawasan Open University), Tran Thi Lan Thu (Hanoi Open University) , Melinda dP. Bandalaria (UPOU, Chair), Li Kam Cheong (Hong Kong Open University), Daryono (Universitet Terbuka, Indonesia Open University), Tsuneo Yamada (Open University Japan、撮影者)