EDUCAUSE2018に参加(2018/10/30-11/2、米国・デンバー)

2018年10月30日ー11月2日、コロラド・コンベンションセンター(米国コロラド州デンバー市)で開催された、EDUCAUSE2018年次大会に参加しました。この間、大学ICT推進協議会(AXIES)が日本からの参加者向けに実施している、AXIES@EDUCAUSE2018も開催しました。EDUCAUSEから、John O’Brien会長、Hilary J. Baker副会長(国際担当)、Jack Suess評議会議長、CHEITAからPeter Tinson 会長(英UCISA CEO)、Laurent Flory教授(Universite de Lyon)におこしいただきました。参加者は、海外招待7名、国内23名(うち賛助会員2名)、計30名でした(写真上2枚)。

また、10月30日には、AXIES理事谷口倫一郎九大教授と、CHEITA(各国のEDUCAUSE類似機関の国際団体)の運営会議に出席しました。

【報告】AAOU2018に参加・発表・Award受賞(2018/10/22-26、ベトナム・ハノイ)

1)AAOU2018の優秀論文賞(Best Paper Award)Silver Medal(第2位)に、TIESコンソーシアム堀眞寿美先生ほか(Masumi Hori, Seishi Ono, Toshihiro Kita, Hiroki Miyahara, Shiu Sakashita, Kensuke Miyashita, Kazutsuna Yamaji, Tsuneo Yamada、よく見ると小生の名前も)の「Crowdsourced Learning Based on Learning Economy」が受賞しました。堀さんチームは香港大会に続いて、2つ目のSilver Medalです。

2)小生自身は、「Learning Analytics: Technical and Operational Requirements for the Implementation」で発表しました(こちらは別のカテゴリでノミネートどまり)。

3)そのほか、2つのセッションの座長、Young Innovator Awardの審査員など、多忙な毎日でした。

4)本大会(24-26日)に先立つAAOU MOOC Steering Committee(小生も委員)では、Asia MOOC Portalという、AAOUの情報ポータルにデジタルバッジ発行機能をつけること、同じくAsia Learning Portalという、AAOUのMOOCプラットフォームから放送大の「にほんごにゅうもん」(講師:山田)を1回公開することが決まり理事会でも承認されました。どちらも日本からの提案なので、3月末に向けて忙しくなります。

【報告】TIESシンポジウム2018で講演(2018/10/20、奈良)

10月20日(土)帝塚山大学学園前キャンパス(奈良・学園前)で開催されたTIESシンポジウム 2018『ブロックチェーンが教育を変える』 に参加、「次世代電子学習環境(NGDLE)の可能性とその問題点」について講演を行いました。ブロックチェーンや学習経済が、シンポジウムのメインテーマですが、そのうえで流通するデジタルバッジ(IMS標準としては、Open Badge Version 2)について紹介しました。

【報告】2018年度JOCW国際ワークショップに参加(2018/09/10、東京)

2018年9月10日(月)14-17時、大阪大学東京オフィス(東京都千代田区霞が関1-4-1日土地ビル10階)で開催された、JOCW国際ワークショップに参加しました。
講師:James Glapa-Grossklag教授(米国College of the Canyons, Educational
Technology, Learning Resources, and Distance Learning 学部長)
Open Education Consortium 前プレジデント(現在は監事)
演題:米国におけるオープンエデュケーションおよびOpen Textbookの普及について

【報告】放送大学国際シンポジウムおよびサテライトイベント運営(2018/09/05-08、放送大学ほか)

2018年9月8日(土)13:30-17:00には放送大学東京文京学習センターにおいて、放送大学国際シンポジウム「データ科学が拓く放送大学の新時代 ~データを教育・研究・経営に活用する(A New Era of OUJ: Challenges of  Data/Evidence-based Education and Management)が開催されました。

第1部 デジタル教育においてデータから具体的なアクションを起こす
From Data to Tangible Actions in Digital Education
Dr. Abelardo Pardo(サウスオーストラリア大学教授、SOLAR次期会長)

第2部
教育イノベーション:破壊、機会そして挑戦
Innovation in Education: Disruption, Opportunities, and Challenges
Dr. Li Kam Cheong(香港公開大学教授)

第3部
パネルディスカッション
Dr. Abelardo Pardo、Dr. Li Kam Cheong、岩永副学長(司会)

それに先立ち、9月7日(金)15:30-17:00には、学内向けのハンズオンワークショップ「Connecting Data with Student Feedback」(講師:Abelardo Pardo教授)を実施しました。Moodle(放送大学もサウスオーストラリア大学も使用)の学習ログデータをどう分析するか各自検討したうえで、Pardo教授が主導する豪州のOnTaskプロジェクトで開発したオープンソースツールを使って、「パーソナル」なフィードバックをどう学生にもどすべきか、実習型の研修を行いました。また、Pardo教授には、9月5日(水)・6日(木)に、台風直後ではありましたが、京都大学学術情報メディアセンター緒方広明教授研究室を訪ね、メンバーと意見交換をしていただきました。

【報告】メリーランド大学ボルティモア校訪問(2018/08/24、ボルティモア)

2018年8月24日(金)、IMS Global Learning Quarterly Meeting & Technical Congressからの帰途、京都大学・梶田将司教授と、メリーランド大学ボルティモア校に、同校のCIO、Jack Suess教授(EDUCAUSE、IMS Globalの評議会議長でもある)を訪ね、同校の同僚の方々から、アカデミックIT基盤に紹介をうけるとともに、高等教育における次世代情報基盤の在り方について広く意見を交換しました。夜は、大リーグのボルティモア・オリーオールズ戦の観戦に連れて行ってもらいました。