New Education Expo 2023にて講演(東京:2023/06/02、大阪:2023/06/10)

New Education Expo 2023に参加し、下記の発表を行いました。

教育データ利活用を実現するテクノロジーの動向

【概要】教育データ標準の制定や教育システム間の相互運用性を前提とするデジタルエコシステムの出現によって、教育DXは急速な変貌を遂げつつあります。国内の初等中等教育における最新の取り組みと、国際技術標準の最新動向を紹介します。

【登壇者】

文部科学省 総合教育政策局 主任教育企画調整官・教育DX推進室長 藤原 志保氏

日本IMS協会 技術委員長 常盤 祐司氏

放送大学 教授/日本IMS協会 理事・運営委員長 山田 恒夫氏

(株)デジタル・ナレッジ シニアフェロー/日本IMS協会 運営委員 秦 隆博氏

京都大学 教授/日本IMS協会 技術委員 梶田 将司氏

【モデレータ】日本IMS協会 事務局長 藤原 茂雄氏

【回想】講談社ブルーバックス『英語リスニング科学的上達法』(山田恒夫/足立隆弘/ATR人間情報通信研究所)」

インターネットを検索していましたら、1998年発行の講談社ブルーバックス『英語リスニング科学的上達法』(山田恒夫/足立隆弘/ATR人間情報通信研究所)について、2017年当時の篠木和久編集長がご紹介いただいていたので、記録にとどめたいと思います。

「もう一つ同じ年に刊行した『英語リスニング科学的上達法』(山田恒夫/足立隆弘 ATR人間情報通信研究所)もインパクトが大きかったですね。CD-ROMの付録がついていて、リスニングテストの結果を特設サイトで採点を受けられる仕組みになってました。いち早くインターネットを活用する試みをしたものです。発売当日の新聞紙面で「講談社 オンラインで英語学習サービスを開始」と報じられたりもしました。」

50年間読み継がれる名著も!科学系新書「ブルーバックス」にロングセラー本が多い理由 | ブクログ通信 (booklog.jp)

放送大学国際シンポジウム(オープン教育資源、2023年3月20日開催)のお知らせ(聴講無料、オンライン)【第1報】

2022年度放送大学国際シンポジウム「オープン・フレキシブル・遠隔学習(OFDL)のデジタル・トランスフォーメーション(DX):OER概念の拡張とOERデジタルエコシステム」をオンラインにて開催します。

注)OER: オープン教育資源(Open Education Resources)とは、だれでも無償で、ある条件のもとに使用できる学習コンテンツのことです(文部科学省:https://www.mext.go.jp/unesco/009/1411026_00001.htm

オンラインでの開催です。聴講は無料ですが、ウェビナーのURLをご提供するため、登録が必要です。登録サイトは準備できしだい、ご案内いたします。

  • 趣旨:

 放送大学の特色である遠隔教育や公開教育、生涯学習の分野で社会貢献・国際貢献を行うことを目的に、国内外の研究者を招聘し国際シンポジウムを開催します。放送大学では、放送番組教材の無料放送や、放送大学オープンコースウエア(OCW)やインターネット配信公開講座(一部)など無償のインターネット配信を行ってきました。

オープン教育資源(OER)は、ユネスコ「オープン教育資源(OER)に関する勧告」(2019年11月25日第40回ユネスコ総会にて採択)が2020年11月24 日の閣議決定を経て国会報告されたのを機に国内でも認知され一層の普及が期待される中、本学でもThe International Council for Open and Distance Education (ICDE) やAsian Association of Open Universities (AAOU)の枠組においてOERの普及に参加しています。本シンポジウムでは、前年度に引き続き、Open, Flexible and Distance Education (OFDL) のデジタル・トランスフォーメーション(DX)におけるOERの新たな可能性(概念の拡張)とその技術的基盤について展望を得ます。

  • 主  催: 放送大学
  • プログラム:

第1部 講演動画

海外からの講演は録画で、日本語翻訳がつきます。第2部の1週間ほど前にURLを提供できる予定です。

  1. “Status Quo of OER dissemination activities in COVID-19 Pandemic [tentative]” (Ms. Zeynep Varoglu, Programme Specialist, Digital Innovation and Transformation Section, Communications and Information Sector, UNESCO Headquarters in Paris)
  2. “Micro-credentials and Quality OERs” [tentative]. (Dr. Melinda dela Peña Bandalaria, Chancellor of the University of the Philippines Open University (UPOU), Ambassador for Open Educational Resources (OER) at the International Council for Distance Education (ICDE)).
  3. “What is OER?: New Definition and Practices” [tentative] (Dr. Ines Gil Jaurena, Professor, Faculty of Education, UNED, Spain and Former Editor for Open Praxis at ICDE)
  4. “Towards an European OER Ecosystem”?: Emerging Issues and Potential relating Open Education and Nowadays Technology” (Matteo Uggeri, Fondazione Politecnico di Milano, Italy)

第2部 パネルディスカッションおよび質疑応答

日時: 2023年3月20日(月) 午前10:00-11:30 (こちらは日時を決めての開催です)

場所: オンライン(日本語のみ)※海外講演者の参加はありません。

Moderator: 司会  山田恒夫 放送大学教授 Prof. Tsuneo Yamada, Professor and Advisor for OUJ President, OUJ

Panel Discussants: パネル討論者

土屋 俊  大学改革支援・学位授与機構 教授 Prof. Syun Tutiya, Professor, National Institution for Academic Degrees and Quality Enhancement of Higher Education

飯吉 透 京都大学教授 Prof. Toru Iiyoshi, Professor, Kyoto University

重田 勝介 オープンエデュケーション・ジャパン(OEジャパン)代表幹事・北海道大学准教授 Dr. Katsusuke Shigeta, Executive Director of Open Educations Japan and Associate Professor of Hokkaido University

国際ボランティア学会でデジタルバッジに関するディスカッション(2023/02/18、文教大学東京あだちキャンパス・オンライン)

 2023年2月18日、文教大学東京あだちキャンパスで開催された国際ボランティア学会第24回学術大会で、国際ボランティア学会におけるデジタルバッジのあり方、活用法についてディスカッションをおこないました。

山田恒夫・林薫・中村安秀(2023.2). 国際ボランティア学会のデジタルバッジについての討論会 ―ボランティア学習やボランティア活動の品質保証のためにー.  国際ボランティア学会第24回学術大会プログラム・抄録集、13. (文教大学東京あだちキャンパス。2023/02/18-19)

MoodleMoot Japan 2023に参加・発表(2023/02/16、茨城キリスト教大学・オンライン)

 2023年2月16-18日、茨城キリスト教大学で開催されたMoodleMoot Japan 2023に参加し、下記の発表を行いました。今回、AAOU (Asian Association of Open Universities)とMoodle コミュニティの間で連携プロジェクトが企図されており、ラーニング・アナリティクスに関してAAOU-Moodleトラックが設けられていました。AAOUからは、前会長のDr. Melinda dela Peña Bandalaria (Chancellor of the University of the Philippines Open University, UPOU)が「The Future Collaboration of Asian Open Universities and Moodle LMS Open Development」で基調講演をおこなったほか、韓国、フィリピン、タイ、パキスタン、日本の公開大学(日本の場合は、放送大学)が報告を行いました。

Morimoto, Y., Fujimoto, Y., Kudo, H., & Yamada, T. (2023). AAOU-Japan: The Learning Analytics Needs of the Open University of Japan. MoodleMoot Japan 2023 (Ibaraki Christian University, 2023/02/15-17).

【放送大学・御礼】在外邦人限定モニター調査は終了いたしました。

放送大学では、現在、日本国外に住む方々へのサービス拡充を検討しています。そこで、海外から放送大学の授業を受けるにあたって、どのような課題があるのか、モニター調査を行うことになりました。【本調査は終了しました。多数の参加ありがとうございました】

ソース: https://www.ouj.ac.jp/about/international/

<調査概要>

調査期間:2023年度第1学期(4月1日~9月30日)に実施します。
調査内容:在外邦人の方を対象にモニターを募集、調査対象科目を受講いただき、アンケートにご回答いただきます。
調査人数:50人程度

調査に協力いただける方の募集を行いますので、以下のモニター条件を満たし留意事項にご同意いただける方は、放送大学在外邦人受入調査グループ(zaigai-info@ouj.ac.jp)まで、①お名前と、②今回の調査にあたっての詳細なご連絡を取るためのメールアドレスを、電子メールにてお知らせください。ご登録後、追加の説明を行います。その説明をおききいただいて、最終的にご判断いただくこともできますので、まずはご登録ください。

<モニター条件>

  • 調査期間中、日本国外に居住し、国際郵便により連絡が取れる方。(調査に必要な郵送費用は放送大学が負担します)
  • インターネット環境が整っており、パソコン(PC)等のインターネットブラウザにより、放送大学のWEBページにアクセスできる方。
  • 対象科目(8回あるいは15回)を受講いただき、学生と同じ学習活動(最終試験を含む)に参加いただける方
  • 2023年4月1日現在満18歳以上である方。
  • 日本語によるコミュニケーションが取れる方。

<留意事項>

謝金はございません。
現在、放送大学に入学できる方は、日本国内に居住している方に限っております。
モニター調査の実施にあたり、本人確認、居住地確認のための書類の写しをご提出いただく可能性がございます。

<個人情報について>

本調査に応募される方の氏名、住所、及び履修に関する内容などの個人情報は、本調査に必要な連絡のほか、印刷教材等の送付、本学からのお知らせやアンケート調査、本学の業務活動に限って使用します。
性別、職業、最終出身校、在住国などの情報は、統計データとして分析の上、パンフレット等への掲載に使用しますが、氏名、住所等の個人情報は掲載しません。

放送大学・個人情報保護指針 https://www.ouj.ac.jp/about/ouj/corporate/kojinjoho/

AAOU Bookで分担執筆(2022/10)

 岩永雅也学長との共著が、アジア公開大学連合(AAOU)の成果として、出版されました。電子版はCCライセンスで公開されています。

Iwanaga, M. & Yamada, T. (2022,10). The Open University of Japan. In Tian Belawati (Ed.), OPEN AND DISTANCE EDUCATION IN ASIA: Good Practices from AAOU Members. Indonesia: Universitas Terbuka, Pp. 99-120. ISBN: 978-623-480-779-0 e-ISBN: 978-623-480-821-6