2019年3月4日―8日、Arizona State Universityで開催された、the 9th International Learning Analytics and Knowledge (LAK) Conferenceに出席しました。今回の目的は、機関内外で学習解析を普及させるための方策の事例を収集することでした。放送大学や大学ICT推進協議会(AXIES)でも「学習・教育データ利活用ポリシー」(ひな型)の策定が進められていますが、匿名化が行われても、機関の間で共有することにはまだ抵抗感が多く、機関をこえて大規模データを実現するメリットをエビデンスとして示すことが求められています。
ワークショップの1つである「Scalability and Sustainability of Learning Analytics Solutions (SASLAS19)」では、こうした問題が、Generizability(一般化可能性)として議論されていました。また、ワークショップ「Building the Learning Analytics Curriculum for 2020 and Beyond」に出席し、本分野におけるプログラムやカリキュラムの設計や開発について知ることができました。